華やかなウェディングセレモニーですが、バックで支える方々の気苦労は大変なもののようです。新郎新婦にとっては一生に一度のイベントですから、準備にかける時間も相当なものです。間違っても、当日の手違いは許されるものではありませんから。 株式会社コボリ様では、主にブライダル用のテーブルクロスのレンタルを行っていらっしゃいます。昔はテーブルクロスは白だけでしたが、今はカラフルで華やかさを盛り上げています。色だけでなく種類もさまざまです。それだけに主役のお二人が選んだクロスを、当日間違いなく会場にお届けするために、神経を使っていらっしゃるようです。 直径３メートルもあるテーブルクロスですから、きれいに折りたためば、バーコードを取り付けて、出荷検品も可能だと思われます。しかし、返却時は違います。乱雑に丸められて返却されますから、一端のバーコードラベルを探すことは、現実的に無理となります。

そこで、株式会社コボリ様では、テーブルクロス、一つひとつに、ＲＦＩＤのタグを取り付けて、出荷、返却、洗濯、入庫の、各タイミングで読取り、確実な在庫管理と出荷検品、貸出返却管理を行うこととしました。 高温スチームで洗濯、アイロン掛けを行うので、専用のコイン型ＲＦＩＤタグを使っています。ＲＦＩＤですと、バーコードのように光を当てる必要がありませんので、コンテナーに入った状態で、一遍に内容を読み取ることができます。 返却時の丸まったままの状態でも、ＲＦＩＤの取り付け場所を一枚一枚探すことなくそのままアンテナにかざすだけで、読み取ってくれます。

しかも、一枚一枚のクロスに取り付けたＲＦＩＤは、それぞれ固有の番号を持っていますので、クロス単品ごとに、何回貸し出しと返却を繰り返されたのかも把握できることになります。単に何枚貸出中で、何枚が在庫になっているかだけでなく単品ごとの履歴も保持できることになります。 現在ＲＦＩＤを取り付けて貸出管理をを行っているテーブルクロスは１０万枚にもなるそうです。今回は株式会社コボリ様の林部長と吉野部長に、導入のいきさつと、その効果及び今後の展開について、お話を伺いました。

ＩＣチップの導入前は、出荷の商品違いや数量、サイズ違いなどに悩まされました。月に２、３回は発生していたと思います。　何しろセレモニーの予約は何か月も前にいただいていますから、当日間に合わなかったは許されないわけで、飛行機で持参したこともありましたね。 さらに、返却は伝票と突き合わせて、枚数を数えていました。その控えをコンピュータに登録していたので、時間もかかる上に、間違いも時々発生していました。そこでＩＣチップを使って検品することを検討したわけです。

コンテナーに関してはまだ道半ばですが、どのクロスがどのコンテナーに入っているのかが分かるので、梱包後の変更依頼には、スピーディに対応できるようになりました。 セレモニーは、直前に参加者の人数変更がしばしばおこるので、一旦梱包してしまったコンテナーのどれに追加したら良いのかを探すのは一苦労です。伝票から、どのコンテナーに何を梱包したのかが分かりますので、あちこち蓋を開けて確認する作業はなくなりました。

ＩＣチップの導入前は、出荷の商品違いや数量、サイズ違いなどに悩まされました。月に２、３回は発生していたと思います。　何しろセレモニーの予約は何か月も前にいただいていますから、当日間に合わなかったは許されないわけで、飛行機で持参したこともありましたね。 さらに、返却は伝票と突き合わせて、枚数を数えていました。その控えをコンピュータに登録していたので、時間もかかる上に、間違いも時々発生していました。そこでＩＣチップを使って検品することを検討したわけです。

宅配便で送っているので、宅配伝票のＮＯと連動できれば、お客様からの問い合わせにスムースに答えられるようになると思います。今は宅配伝票のＮＯから配送状況が確認できますので。 それに、営業が社外から出荷や在庫の状況がわかるようにしたいと思っています。特に結婚式は休日に行われることが多いので、必ずしも社内に対応できる人がいない場合もあります。そのような場合に、時間をかけずにお客様に対応できるようにしたいと思います。